インターネット上でビジネススクールについて検索をすると、1度は「アントレカレッジ」という起業家の専門学校の名前を目にしたことのある方もいるのではないでしょうか?
アントレカレッジに関しては、良い評判も悪い評判もとても目立ってしまっています。
また、アントレカレッジは主宰している起業家スタートアップセミナーだけではなく、講師陣の菅野一勢氏や中村司氏についても批判を受けてしまっている状況です。
なぜ、アントレカレッジはここまで注目され、批判を集めてしまうのでしょうか?
ここまでくると逆に、「詐欺」という言葉は良い意味で使われているのではないかとさえ思えてしまいます。
騙されたつもりでセミナーに参加してみたけれど、良い意味で期待を裏切られ詐欺に遭ったようなものだということです。
そう考えたくなるほど、アントレカレッジに対する「詐欺」とか「騙された」という意見が多過ぎるのです。
本記事では、アントレカレッジはいい意味で「詐欺的なスクールなのではないのか」という仮説を立てて、話を進めていきます。
アントレカレッジは「商品よりも顧客を思いやる」指導をしている?
アントレカレッジの講師・中村司氏は「商品よりもお客さんを大事にしないといけない」といった指導をしているそうです。(【要注意】商品に惚れるな!◯◯に惚れろ!(中村司) )
確かにビジネスにおいては、より良い商品を考えることをは大切です。
しかし、商品ばかりではビジネスは成り立ちません。良い商品が完成したとしても、それを提供する人つまり、「お客様」がいなければ意味がありません。
商品の方に肩入れし過ぎると、お客様を無視した商品が出来上がってしまい、まったくニーズのないものとなってしまいます。
中村講師はこれを「マーケティング」という言葉で表現していました。
こういった「良い商品を作れば売れる」という考えはものづくりに対して強いこだわりを持っている職人の方などに多くある傾向で、商品として最高のものをつくろうとすればするほど、商品ばかりに偏ってしまうそう。
しかし、どれだけ最高の商品でも、こだわり過ぎて値段が高くなってしまってはお客様は手が出せませんし、商品としての質は下がるけれども、手軽でリーズナブルな方が良いというお客様もいるでしょう。
本当に大切なのは、より良い商品かどうかではなく、お客様が欲しいと思うかどうかまた、お客様が手に入れられる範囲の商品かどうかということです。
そのためには常にお客様が求めているものを調査し、いかにそれに合わせられるかどうかということになります。
アントレカレッジでは、このような考え方も伝授してくれます。ビジネスにおける応用ポイントだけではなく、こういった基本的な部分も教えてくれるというのは、非常に安心ですね。
アントレカレッジは「従業員と一体になれる経営者」を育成している
よく経営者の方で、「従業員の不満が多すぎる」「従業員の勤務態度が悪い」「従業員に生産性がない」などの意見を述べている人が多くいます。
しかし、これは果たして本当に従業員の方だけが悪いのでしょうか?
アントレカレッジのセミナー講師の1人である菅野一勢氏は、「経営者は10割自己責任である」と述べています。(【未来】人のためなら頑張れる(菅野一勢))
従業員の態度が悪いということは、経営者のあなた自身がしっかりとしたお手本になっていないからなのではないでしょうか?
アントレカレッジのネット上における評判の中にも「従業員が上手く働いてくれるように経営者としてのノウハウをアントレカレッジのセミナーで学ぼうと考えた」という声がたくさんありました。
一方で「セミナーで学んだことを会社で実践してみたがまったく効果がなかった」という声も多く見かけますが、これは大きな間違いです。
いくらセミナーで経営者としての知識を得て、それを従業員の方だけに押し付けても状況は何も変わりません。なぜなら、経営者の経営者自身の行動が何も変わってないからです。
従業員の方ばかりに求めるのではなく、まずは経営者自身が悪いところを認める。そうすることで角度を変えて客観的に悪いところを見極めることができるようになり、どんどん良い方向に向かっていくのだと。
そして、経営者が従業員の方々に一生懸命、行動しているというところを背中で伝えるようにしていき、それを続けていくことで初めて、理想の経営者に一歩近づけると菅野一勢講師は言っています。
アントレカレッジの講師陣のお二方は、これらを実践してきたからこそ起業家として成功したのですね。
そういった講師だからこそ、セミナーやビジネススクールの受講者を大事にしてくれるのでしょう。
「金を稼ぐだけ」しか考えていない経営者のスクールやセミナーって、逆に考えたら「セミナーやスクールの受講者もお金稼ぎの手段でしかない」と考えていそうな感じがします。
ちゃんと社員を家族同然に考える愛のある経営者だからこそ、アントレカレッジというスクール自体が発展しているのでしょう。
アントレカレッジの「皆のためになることを事業にする」マインド
そして、もう1つ。
アントレカレッジ講師の菅野一勢氏は、有名な松下電器の松下幸之助氏が話していたことを例に挙げて、こんなこともセミナーで伝えています。
かなり昔にはなりますが、松下電器では、さまざまな場所にある電球を磨く仕事を請け負っていたことがあり、その担当部署もあったそう。
その方は毎日、毎日、とにかく電球を磨いていたそうで単調な仕事に飽き飽きしていたとのことです。
そんな時に、その方を訪問した松下幸之助氏。
そして、松下幸之助氏はその方にこんな言葉をかけました。
「あなたが毎日、一生懸命、電球を磨いてくれているおかげで皆、夜も快適に過ごすことができる。あなたのおかげで日本中が明るくなる。」
その方も、まさか、このような言葉をかけられるとは考えていなかったでしょう。
こんな小さな仕事が誰かのためになっているなんて、考えもしなかったはずです。そして、その方は、これまでにないくらい、やる気が湧いてきたそう。
これは、松下幸之助氏の言葉によってその方が誰かが喜ぶ姿を想像出来たからだと言えます。ビジネスにおいても、まったく同じです。
本記事の冒頭でもお話しましたが、商品自体のことばかり考えていては決してビジネスは成功しません。
お客様、つまり誰かのことを想像して初めて本当に必要とされる最高の商品が生まれるのです。誰かが喜んでいる姿を想像するというのが、1番のビジネスアイデアかもしれません。
アントレカレッジのセミナーを受けて「騙された」とか「失敗した」とか「詐欺だ」と言っている人の多くは、おそらく「金儲けができたらいい」と考えている人なのではないでしょうか?
経営者たるものメンタル面の成長は不可欠のはずですが、そういった大事なものに目もくれずに稼ぐことばかり考えている人はアントレカレッジのセミナーには合わないでしょう。。
アントレカレッジの起業アイデアは「否定を探す」ところから始まる
ビジネスアイデアに関していうと、もう1つ。中村司氏がこんなこともお話しています。
「ビジネスアイデアを生み出すことは、否定を探すことだ」と。
現代社会においては、むしろ不満の方が多いでしょう。
「日常生活においてこれが足りない」「もともとあるこのシステムに不満がある」「生活していくうえで、これだと不安」など、さまざまな「否定」が溢れています。
しかし、否定が多いということはつまり、それだけ人々が何かを求めているということなので、ビジネスアイデアも溢れているということになります。
しかし、逆に人々がこれまでずっと不満に感じていたということは、それに対して誰も手を出さず、解決もしようとしなかったということなのでそれだけ困難なことということにもなります。
ビジネスアイデアは豊富でも困難な道には誰も挑戦しようとはしないものです。それだけ、リスクも伴うわけですから。
ただ、否定の要素だからといって、 絶対にビジネスアイデアにできないというわけではありません。その否定的要素に関してしっかりと調査をして、解決策を見極めることで必ず、アイデアを生み出すことにつながります。
誰も着目しないようなところに焦点をあてるというのが非常に大切なのですね。
無料で読めるブログですらこんなに重要なヒントが書かれているのですから、アントレカレッジのセミナーやビジネススクールではどんなことを教えてくれるのでしょうか。これは期待せざるを得ないと言えますね。
まとめ
今回の記事では、アントレカレッジで指導している
- 「商品よりも顧客を思いやる」
- 「従業員と一体になれる経営者を目指す」
- 「皆のためになる事業を考える」
- 「否定を探す」
という内容について紹介し、アントレカレッジに対する「詐欺」や「騙された」といった口コミは「良い意味で騙された」ということではないかという話をしました。
ビジネスアイデアを次々と生み出すことも大切ですが、ただ自分本位で生み出すだけではダメなのだということがよく分かりましたね。
しかし、そういったことは自分ではなかなか気づきません。そこで、おすすめしたいのがアントレカレッジの3時間無料オンラインセミナーです。
無料なのに3時間という非常にボリュームのあるセミナーになっているので、ビジネスチャンスの関する基礎を学ぶことができるはずです。是非1度、参加を検討してみると良いでしょう。